生活

日々が爆速で過ぎていき、振り返る間もなく気づけばまた週末を迎えている。まるで川面に飛び飛びで見える岩を大股で渡っていくように、日曜から土曜、日曜から土曜と平日5日間を飛び越えて生きている。幸い仕事は充実しているがいかんせん非常に忙しく、眼の前のタスクを処理するだけで定時を迎え、19時を越えてようやく自身の意思決定をもって仕事を進めることができるような日々だ。

このごろ体調が慢性的に悪く3週間ほどジムへ行けてない。そうなると帰ってきて風呂に入り飯を食ったらすぐ寝るだけ。朝はギリギリの8時まで寝て、飛び起きて飯を食い会社へ向かう。会社へは数分で着くので公私の切り替えが難しい。通勤中に本を読む、音楽を聞く、回り道をして本屋へ行く、土佐堀川に沿って北浜まで歩く、そういった日常のアクセントやスパイスのような時間が極限まで圧縮された生活を送っていると、心に刺激を与えるために金を使いだす。

行ったことのない場所をスマホに頼らず歩く、食べたことのない国の飯を食う、咲き始めた草木を見て季節の移ろいを感じる、友人と飯を食う、そういった余暇の時間、心の洗濯をする時間が必要だ。