6月度振り返り

思いもしなかったことだが、6月に家を契約してしまったので、(本表に記載は無いが)人生の大きな目標の一つである「家を買う」をクリアしてしまった。財務インパクトは大きく、およそ持てる金融資産は1/2以下になることが予想される一方、収支面に関しては昨今の賃上げと昨年度の評価に伴う昇給影響、そして社宅を出ることによる手取り増加影響が意外に大きく、かつ下期に昇格する可能性を考慮した場合、毎月の支出は2桁増えるが、昨年度と比較して収入も2桁近く増えることが見込まれており、意外となんとかなるんちゃうかとおおらかに構えている。人生やったもん勝ちや。

仕事面では数百人が関わるプロジェクトを複数主導したり、社外向けの開示資料の作成に関わる機会をいただいている。ステークホルダー同士の調整や監査法人からの依頼にヒイヒイ泣きながら対応をしつつ、バックグラウンドの異なる部下に仕事をお願いしながら、自身もプレイングマネージャーとしてガンガン手を動かし、拙い英語で海外の現地法人との会議をこなすなど、転職して1年未満の人間なのに、よくここまで信頼して仕事を任せてくれるなぁ……と寛大な上司や同僚には感謝の気持しかない。みんなで気持ちよく働いて、気持ちよく稼いでいきたいね。

  1. Carrier
    6月度は目の前の仕事に注力しすぎるあまり、長期的なキャリアに意識を向ける余裕がなかった。長期的に今の仕事で食っていくことは現時点で考えていないけど、目の前の仕事には丁寧に向き合っておいて損はないし、営業職よりもダイレクトに経験や知識が増えたことによるポジションの幅が広がってくると思うから、上期は仕事に全力で取り組んでいこうと思う。下期になれば何より仕事が落ち着くし、MBAの1月入試も視野に入ってくるから、それまでもう少しだけお預けだな。
  2. Family
    子供と二人で出かけていろいろ話して、あれこれ悩んで買い物ができたのと、妻と二人で(ものすごく庶民的な)昼飯に行けたことが嬉しかった。チビがもう少し大きくなったら二人で新幹線を見に行ったり、バスで遠くに出かけたりしてみたいと思っている。
  3. Finance
    先に述べた通り、家を買うことで過去10年間の間に積み上げた金融資産は半分未満に減少するはず。頭金や手付金、リノベ代を支払ってしまったらB/S面で大打撃だが、資産に組み込まれるであろう持ち家を加味すれば見た目上は資産はデカくなった……のか?良い選択肢かどうか分からないが、広さの割に安く環境もよい家を選ぶことができたので後悔はない。今年の賞与は夏・冬ともに新居の生活に充てるから、資産は減る一方だなぁ。
  4. Private
    生成AI、自転車旅、これに関しては進捗はゼロ。マジでゴメン。一方、古い友人や新たな同僚などとかなり積極的に飯に行けていて、これはマジで嬉しい。本来であればインドに行く予定が諸事情により無くなり残念だが、こればっかりは仕方ない。万全の体制でまた挑むだけだ。チャンスが無くなったわけじゃないし。図書館という神の施設のお陰で、今月は沢山の本を読むことができた。家の本、走り方の本、大地の第4章、いずれも名著であった。意識的にあちこちを歩き回り、姿勢よく過ごしているので、広義の運動であると言ってもよいだろう。ダメか。
  5. Work
    忙しいがギリギリ回せている……回せているのか?迫りくる全社向けの説明会、それに向けた資料の作成、やったことのない仕事に試行錯誤しながらなんとか喰らいついていくギリギリの日々だが、色々な人から温かい言葉を掛けてもらい、今月も家族を養うことができた。考課者として働くことってのはプレイヤーの頃とは違った視点で人に接して、仕事をやっていく必要があるんだナァという当たり前の事実に感心している。人を見ること、人と話すこと、人に仕事をお願いすること、もっと若くしてこの立場に就く人もいたけれど、みんなそれぞれ大変だったんだろうな。みんな偉いよな。

7月はイベントが目白押しだ。ケツの決まってる仕事が幾つもあって、それと並行してプライベートでも盛りだくさん。国際シンポジウムに参加したり、地元でお神輿担いだり、暑い中でもガンガンやっていこうな。

今まで幾つも厳しい瞬間はあったけれど、長い目で見れば楽しい人生だったし、何より運が良かったなと常々感じている。これからもっと厳しい局面もあるだろうけど、きっとなんとかなるよな。ならなかったら一歩戻ればいい。勉強と一緒、プラモデルとも一緒。分からなくなったら、分かってるとこまで引き返して、また考えよう。

雑記

  • 2度目の海外拠点との打ち合わせを終えた。初回ほど汗は出なかったが、手元に用意したメモを逸脱した質問を受けたら途端に小学生のような説明しかできず、会議の後にひとり反省会。「じゃあ次の議案に移りますね」「こちらのExcelの◯◯セルを参照してください」といった、会議や説明で頻出の言い回しは何度も口に出して、引き出しに入れてすぐ取り出せる場所に準備しておくこと。インド英語が聞き取れなくても、断片的な情報をもとに「〜〜という認識で良いですか?」という返答で対応すること、とにかく場数をこなさなあきまへんなぁ。
  • 良い物件があったので中古マンションを買おうと思っている。現時点でローンの仮審査はOK、月々の返済額もまあいけんことはないレベル。4人家族で過ごすために必要な最低限度の面積は確保しつつ、角部屋ということもあり明るいのが決め手だった。マンションの設計を生業としている妻は前職でリノベを手掛けていたこともありこの分野には明るく、色々と彼女に相談しながらリノベ案を検討し、会社を休みつつ実際に手を動かして負担を低く抑えていく予定。振り返ってみると、随分前に結婚し、子供も生まれ、車を買い、ついに家を買うに至ったわけだ。人生でやりたかったこと欲張りセットを一旦はクリアというところ。なので残りの人生は馬車馬のように働いて返済します。
  • 最近SpotifyでCa7riel & Paco Amorosoばかり聞いている。彼らはアルゼンチン出身ということもあり、日本語しか分からない人間である自身は、彼らが何を喋っているのか全然わからんのだが、わからんなりに楽しく聞いている。なんだかんだで僕は北アメリカのジャズやラテン、南アメリカのボサノヴァやラテン音楽が好きなんだな。音楽っていいもんですね。

    youtu.be

大学図書館

東大に籍があるので東大のシステムや設備を色々使わせてもらっているのだが、その中でも一番有難いのが総合図書館を使えることだ。大学の講義がある日には昼過ぎに会社を抜け出し、普段とは違う雰囲気で仕事をしたり資料を読み込んでいる。みんなが頑張って勉強しているからこちらも背筋が伸びるし、会社とはまた違う緊張感があって良い。最初のうちは閲覧室を使っていたのだが、今は一回の記念室に落ち着いた。講義が終わるのが18時半だから、そこから数時間グッと集中して仕事を進めて帰っている。

東大に入学できた人は本当に幸せだと思う。日本の最前線をいく人達から最新の知見を学ぶことができるし、都心の広大で美しいキャンパスで学生生活を送ることができる。僕はあくまでも会社員だから仕事がメインで勉強はオマケだけど、この場所で学生生活を送れたらだいぶ人生変わっていただろうな。

この前の講義のテーマは原子力発電だった。理系のバックグラウンドのない僕でもなんとなく核分裂や核融合の仕組みを理解できたし、なぜ今世界的に核融合炉が盛り上がっているのかをその歴史に触れつつ学ぶことができた。当然仕事で関わっているからある程度の知識は持ち合わせていたけれど、学生時代に、下手すれば10代の頃にこの世界に触れられるなんてすごいぞ東大。日本で一番頭の良い大学、やっぱりすごい。ひょっとしたら僕の学んだ大学でもこういう講義はあったのかもしれないけれど、当時はマジでただの音大生だったから、何も頭に入ってこなかったし、全然講義出てなかったし、実に勿体ないことをしたと思う。学生時代、戻りてぇ〜〜。

仕事のこと

  • 先日海外拠点との会議があった。とても流暢に英語を喋る後輩が全てをリードし、最初から最後まで滞りなく会議は進んだ。進んでしまった。自分もそれなりに話せるつもりでいたがまだまだ初心者だった。伝えたいことを伝えられない歯がゆさよ。とにかく沢山フレーズを覚えて、口に出して、定着させることが大事なんだろう。今、僕はトチ狂って中国語の勉強をしているのだけど、次はやっぱり英語だな。英語さえ話せればどこへ行ってもなんとかなる。ならない場合は中国語、それにスペイン語だ。だけどまずは英語だ。寄り道せずに英語をやろう。実直にやろう。
  • 色々な事情があって(プレイング)マネージャー的な仕事をしている。人に仕事をお願いするのって思っていたより大変だし、同時に自分の仕事も進めないといけなくて、両立がとにかく大変。最初の数日間は部下の質問に対して即レスを心がけていたから驚くほど自分の仕事が進まず。かといって放置するのもよろしくないので、日々反省しながら仕事に向き合っている。僕より年上の人や、性別も国籍も違う人に対してビシッと仕事をお願いする、期末評価をする、どうしたらチームとして一番力を発揮できるんだろうかと考える。普段とは違う頭を使っている。
    マネージャーとして大切なことは、きっと、いつも機嫌よく過ごすこと、問題が起きる前に察知すること、起きてしまったら臆せずに対処すること、僕の上司との間をうまく取り持つこと。(営業で学んだ)三方良しを心がけながら、今後しばらく働いていくことになると思う。いつもフニャフニャしてる僕にもこういう役を与えてくれた上司には感謝だな。ありがたいな。いい人たちに囲まれてるよ。
  • なんだかんだ社内転職してからそろそろ一年が経つんだな。もう2〜3年くらい経ったイメージなんだけど全然そんなことないぞ。打ち合わせでもプライベートでも、最近はゆっくり、デカい声で、自分の好きなペースで話すようにしている。相手が誰であれ「僕はこう考えている、だからこうさせてくれ」と伝えると、意外に自分の意見が通るんだ。もっと昔からこのスタンスでやっていればよかった。
    営業から全く未経験の分野に飛び込んだわけだけど、一年そこそこ真面目にやってたからか、社内外のどんな人とでも臆せず話せるようになれたのはひとつの成果だと思う。今後どこを目指していくのかはまだ決めきれていないけれど、ここから少しだけズレた仕事に挑戦すると思うし、そうやって少しずつ軸をズラしながら働いていくはず。
    今だから言えるけど当初僕は拠点採用でさ、拠点採用ってのは基本的にずっと工場勤務なんだよ。プロパーと比べて圧倒的に出世もしないし定年までずっと工場勤め。一番嫌なのは社員番号で、プロパーみたいな本社採用の人とは違う番号が入るの。これ嫌なんすわ。だけど運良く上司に可愛がってもらって昇格させてもらって、運良く社内転職が通って、本来有り得ない本社配属に変わって楽しく仕事させてもらって。そこから一年も経ってないのに昇格の機会をもらって、更に本来あり得ないマネージャーとしての立場も(正式なものじゃないけれど)与えてくれて。僕はホンマに人に恵まれているし、運が良い人間だと思うよ。運の良さだけでここまで来ちゃったよ。これから大丈夫かな。

5月度振り返り

自身が小学生だった頃でも体験できなかったような大移動をこなし、親戚の家で時間を過ごし、仕事でも色々な出来事があり、休日にはだいたい色々なイベントをこなし、公私ともに充実した一ヶ月だった。公私ともに大汗をかくこともあれど、過ぎ去ってしまえば笑い話になることが人生では多いんだな。きっとこれからこの人生はもっと大変になるけど、自分は大丈夫だと思う。

  1. Carrier
    将来を見越したアクションは停滞。MBAのための勉強はほぼできず、社内の立場がちょっと変わりそうだから実務的な勉強はこなしたけど、十分ではない。とにかく時間、まず自身のための時間を生み出すことが先決だ。夜は効率が悪く、朝は眠い。どっちかというと朝が狙い目で、朝に時間を確保するためには早く寝ないといけない。無駄な時間を費やしてしまうスマホのせいにしたいけど、結局自分の信念の無さが原因なんだよ。
  2. Family
    GWをフルに使った旅行、休日に実施したキャンプについて、先月どれだけカネを使ったのか知りたくないが、嘘偽り無く良い経験ができたし、何より記憶に残るものになった。家族とこういう時間を過ごすことは今後ドンドン難しくなるから、できるうちに、無理をしてでもやっておく必要があると思っている。家族一人一人と時間を取って、飯を食ったり散歩したりすることは、相当意識しないと難しい。その気になれば1時間、2時間でできちゃうことだからやらない手はない。後悔のないように。
  3. Finance
    先月は新たな知識の習得や得た知識を実践する機会を作ることができなかった。毎月定期的にNISAへ淡々とカネを入れているが、完全に他人(他国)任せなのと、好調過ぎる日本市場の恩恵に預かれていないのが心底悲しい。6万円台後半でしょ?信じられないよね。最近思ったのが、再投資型の投資信託は資産を減らさないための最適解だけど、気持ち的に嬉しいのは配当があって面白みのある個別株だよねって。世間に詳しくなることと、ワクワクさを求めて、いずれ個別株に回帰する気がする。
  4. Private
    人と会って飯を食い、本を読み、新しい土地に足を踏み入れる。機嫌よく生活できた、実に善い一ヶ月だった。一方でカネとか健康のための具体的なアクションは未達で、これじゃあいつもの生活を維持するだけだよなって思う。まだ(自認として)若いわけだし、無理して背伸びしないと。
  5. Work
    仕事は当然忙しいが、今までと比べて明らかに人の前に立つ機会や、会社の動向を左右しかねない役割を担う機会が増えた。重要なのは自分の意見を持って、大きい声を出して、自信がなくとも自信があるように話すこと。十分過ぎる程の時間を掛けて準備すること、分からないところは分からないと言うこと。どのような場面においても揺らがない自身のスタンスと、発言や行動、対外的に発信した数字に対して責任を持つことを徹底しよう。そして今まで漠然と眺めていた世間ってのは、驚くほど少ない承認プロセスを経て発信されていることを体感し、世界は思ったよりエイヤで回っていると学んだ。

6月は案外イベントが少ない。雨も多いだろうから外出の機会が減って、時間を確保しやすいレアな一ヶ月になるだろう。まずは家族と十分な時間を過ごすこと。人と会って飯を食い、話をすること。自身のスタンスを持って対外的に発信すること。心身ともに健康であること。自身の将来のことを考えて、自身でどうにもならない状況である場合は、胆力を持って決断し、善いと思われるアクションを取ること。本を読んで、仕事をやって、勉強をする。やることが多いけど、強制されたものじゃなくて自分のやりたいことだから大丈夫。人生はこれからどんどん良くなっていく。

パール・バック「大地」

パール・バックの「大地」を読んでいる。何代にも渡る家族の話で、文章量は多いもののスイスイ読める。以前角田光代の「ツリーハウス」を読んだときに思ったことだが、自身は作中で長い時間が流れる物語が好きらしい。次々と登場人物が移り変わっていくなか、人物の評価が時代を経てダイナミックに変化していくこと、かつて偉大だった人物が忘れ去られていくこと、同じ親から生まれても全く性格の異なる子供は、それぞれ別の人生を生きること、隔世遺伝のように遠い祖先の性質が孫の代で突然現れること。自身の親族を見ていても思い当たる節がある。4冊中3冊を読破し、残すところ最後の1冊だ。早く読んでしまいたいような、いつまでも残しておきたいような。

www.shinchosha.co.jp