10年前の自分に言っても信じて貰えないこと

10年前の自分は大学3年生で、初めてのヒッチハイクに挑戦すべく用賀インターへ向かったり、深夜の横浜をレンタカーで疾走したりとなかなか頑張っていたらしい。また当時契約社員として働いていたAppleはとても給料が良かったから一時的に金持ちになり、インドへの航空券やデカいリュックを買ったのもこの頃だ。それになぜかAppleと掛け持ちで働いていた広告代理店のインターン(と言う名の学生バイト)も人が増え、偉そうにあれこれ指導していたのを唐突に思い出した。

背伸びして色々挑戦するのは楽しかった。当時の自分は無敵だと思っていて、学生という身分を存分に活用してあれこれ首を突っ込んで迷惑かけまくって、今となっては恥ずかしいけれどいい思い出になってしまった。そう考えてしまうほど10年という時間は長い。

当時の自分にはやったことないこと、やりたいことに貪欲に食らいついていく若さがあった。失うものはなかったからこその無鉄砲さがあった。しかしここ数年の自分の身の振り方について、10年後の自分が振りかえってみたときに何を思うかを想像してみた。どう考えても惰性で生活しているし、生活と仕事の忙しさにかまけて挑戦することを諦めている。悪い事以外なんでもやっていいこの世界、もっと自分にやれることはあるだろうから、10年後の生活がもっとよくなっていく方向に向けて挑戦し続けたい。そして10年後の自分に、あの頃は頑張っていただとか、無鉄砲さがあったと苦笑いしていて欲しい。きっと30代はまだ若い。