本を読みたい

天気が良くなれば気分も晴れると思ったが思い違いだった。正直なところ本をめくっても字がまったく頭に入ってこない。本が好きだっただけにこれはかなり悲しい。さらに残念なことにこのところ注意力がかなり散漫になっていて、あまり頭がうまく働いていないのを感じる。普段の3割くらいの思考力でなんとか生きてる。人と話すとか道を歩くとか飯を食うとか、そういった基本的なものごとは問題なく処理できるのが幸いだ。

ここまで最悪ではないものの、かつて似たような症状に陥ったことが少なからずあることを思い出した。人と会うのが億劫で一人でそのへんを歩き回ったり、目的地も決めずに西行きの電車に飛び乗って結局福岡までたどり着いたり。昔からそういう傾向はあったがここまで重症化しなかっただけなのかもしれない。思い返せば高校時代にも学校を休んで、デパートの屋上で一人飯を食っていたこともあった。もともと社会に向いてなかったんだな。

とはいえ飯を食わねば死ぬまで、今後どうやって金を稼いでいくかを真剣に考える必要がある。会社の適当な部署に転属し、定年までぶら下がるのも一つの手だし、全く新しいことに手を出す選択肢もある。いずれにしても普段の3割の思考力で解決策の見つかる問題ではないので、まずは精神の回復に努めるのがベストじゃないか。