ksk(加速)

町中華という呼び方はあまり好きではない。個人経営の中華屋をひとくくりにして、なにやら高尚なものに仕立て上げているような印象を受ける。中華でいい。

さて今日の昼は中華へ行った。引っ越してきて一年半、コロナ禍中ながらも気になっていた店の暖簾をようやくくぐることができて嬉しかった。案内された席に座り辺りを見回すと、ホワイトボードに書かれた大量のメニュー、謎に回る中華っぽいテーブル、昼休み中と思しき職人が次々とやってくる。どこか新居浜からし屋と似た雰囲気で懐かしい。夏なので冷やしタンメンと、それから鉄分を接種すべくレバニラを頼んだ。

注文してすぐに届いた料理はどれもめちゃくちゃ美味い。6,700円でこの美味さはヤバいと感動しつつ無言で掻き込み、あっという間に完食。1,200円程度でこの満足感を得られるのはあまりにも安いと再訪を決意した。昼からビールを飲みたくなるような雰囲気だった。自制できた自分を褒めてやりたい。

まったく別件だが、今現在凄まじく飲んでいる。気づいたら焼酎ひと瓶が空いていた。数時間前に開封したばかりなのにこの進捗はどこかおかしい。しかし明日予定があるわけでもなく、ただ一人で加速しているだけで誰にも迷惑を掛けていないわけで、どんどんこれから加速しようと思う。加速するのはいいことだ。