7年目が終わる

時が経つのは実に早い。社会人生活はもうじき8年目を迎えようとしている。この7年間で人並み以上に多くのイベントを経験し、そして学生時代に想像しなかったほど多くの場所へ足を運ぶことができた。思うに周囲の人間と運に恵まれたのだろう。

自身の周囲には優秀な人間が多く、日頃から多少なりともコンプレックスを抱えて生きている訳だが、残念ながら自身は彼らのような頭脳や戦闘力は持ち合わせていない。調和を重んじる性格であることを見抜かれたから、こうして今もJTCに収まっているのだろう。各方面から揶揄されるJTCも慣れてしまえば居心地良いし、そんな環境に甘えずに勉強を続けていればきっと大丈夫。

この一年で以前より自分の意思を仕事に反映させる機会、社内外から意見を求められる機会が増えたので、指示されるままに働いていた昔よりも仕事は楽しい。前職で身につけた?関西的なコミュニケーションが功を奏したのか、担当者として走り始めてからは明確に自社の意見が通りやすくなったし、顧客からの要求も穏やかなものに変化した。何より年間の粗利ベースで4桁万円は改善されたし、商流における多くのムダが無くなったはずなのでボーナスに反映してくれませんか?駄目ですか……そうですか……

この一年は客観的な成果を残すことができた一年だった。8年目は相手の役職に関わらず言いたいことを言うことと、人を使って仕事をより効率的に進めること、現地の人間と英語で会議できるだけの英語力を身につけることを目標としたい。そのためには社内の人とよく話してよく飲んで、何でも言えるだけの関係を構築すること、自身の判断を信頼してもらうだけの実績を残すこと、先日申し込んだ英会話レッスンを毎日30分続けることで達成したい。

不安と希望を胸に新大阪行きの新幹線へ乗り込んだ日のことを昨日のことのように思い出す。あれから多くの経験を重ね、何回か死にそうになりながらも無事生きて8年目を迎えられそうだ。来年のこの時期に果たして今の会社に在籍しているのか、何を生業としているのかは分からない。ただ我々はただ今後の人生を豊かなものにすべく、精一杯考えて行動して苦しみぬいて、ストレスに耐えながら生きていこう。