盆明け即労働、骨を埋める場所について

お盆明けの労働は身体に悪い。今週木曜と金曜は部長除いて誰も出勤せず、部員のほぼ全員が在宅勤務を選んだことからもこれは読み取れる。結局Excelを触っていて1時間ほど残業してしまったが、いくら残業代が出るとはいえ労働、もとい残業は悪である。とはいうものの残業は通常より割増でお賃金が出ることも知っていて、まあ毎月適切な量の残業も必要なんやろな、とも感じてしまう。いっそのこと弊社は固定残業代として毎月10万くらい支給してほしい。そうしたらゴリゴリ効率上げて働いちゃう。知らんけど。

今日は朝から雨が降っていたから洗濯物は乾かないしゴミ捨ても面倒だった。こんな日にはいつも思う。家から会社までの間にディズニーランドの入口のところにあるような大きな屋根が欲しい。傘を差す、靴が微妙に濡れる、そういった些細なことでも仕事に対するモチベーションは落ちる。弊社は福利厚生の一環として、せめて社宅〜建屋までの間に巨大な屋根を設置するべきだと思う。夏の日差しだって防げるし、雨が降ろうが槍が降ろうが会社に行ける。そんなことを仕事中に考えていたら晴れてきた。人は晴れると元気になるんだよな。

話は飛躍するが、先日行ってきた軽井沢は誇張なしに昼でも屋外を快適に歩ける気温で、夜に至っては毛布が必要なくらいだった。非常に人間が暮らしやすい気温だった。できれば春〜秋は軽井沢に住んで、冬は温かい地方で暮らしたい。そのためにはどこからでも働ける職に就くほうが良い気がするが、実際のところBtoB営業だと難しいのが現状だ。なので避暑地に住む人相手のビジネスを立ち上げて、年の半分だけ働いて、あとは焚き火と編み物の生活を送ることを当面の目標としたい。

実のところ関西には関東と違いこれといった避暑地はない。京都も和歌山も兵庫もどこもかしこも暑い。京都の上の方は涼しいのかもしれないけれど、これといって行くメリットが無いように思う(ごめんなさい)。以前行った箕面の滝は比較的涼しかったけど、めちゃくちゃ寂れていたのと駅に足湯があったことしか思い出せない。一方の関東は長野や山梨など、車で行ける距離に避暑地が複数存在する。気軽にアクセスできる避暑地がある、これは関東に住むメリットの一つかもしれない。先日行った山梨、長野、いずれも夏なのにクーラーの要らない快適さで、緑に囲まれた実に素晴らしい環境だった。

避暑地といえば北海道というのも実によい。自身は札幌、旭川、小樽にしか行ったことがないが、それはさておき夏は快適、人もそこまで多くない、メシが美味い、土地も家も安い。よっしゃ満点。死ぬまで札幌市内で完結する生活を送れるのであれば意外と悪くない選択肢な気がする。勿論東京や大阪へのアクセスはやや悪いが、市内から電車一本で空港まで行けるので心理的なハードルは意外と低いような。問題は冬の寒さと積雪だろう。北大を出た人間は知る限り全員が全員キャンパスで遭難しかけていて、そのへんも考慮しながら今後暮らす土地を決める必要がある*1。とはいえ日本の過酷な夏の暑さを幾分緩和できるので、北海道というのは実に魅力的な土地であるのは間違いない。

将来どこに骨を埋めるか、周囲の人間は着実にマンションを買い、自身の将来に向かって歩みを進めている。かたや月2万ちょいの社宅に住み、のらりくらりと日々を生きている自身と比較すると、そこには圧倒的な差があるように思えてならない。無理に家を買う必要はないし、社宅に入居する間に金を貯めてエイヤで郊外に家を買うのも悪くないし、定年まで社宅に住んで退職金と貯金を合わせて都心に小さな家を買うのも悪くない。しかし何かこう、周りを見ているとそろそろ買い時なのかな、買ったほうがいいのかな、と考えずにはいられない。将来どこに住もうか、マンションか一軒家か、そういった答えのない問題をここ数ヶ月抱えていて、日々SUUMOに向かって「さいたま市 一軒家 100m2以上」だったり「23区内 4500万以下 マンション 駅徒歩7分以内」だったり色々探している。どれもやっぱり魅力的で、どれもなにかに欠けるように思えてならない。まだ決断するだけの何かこう、情熱のようなものが足りないんだろう。2022年は飛躍の年、じっくり考えてサッと行動したい。

*1:これはキャンパスが広いことにも起因する気がするが、やはり試される大地は恐ろしい