幻想即興曲(2)

幻想即興曲に向き合って数日が経つ。Youtubeで弾き方のコツやテンポを落とした演奏動画を見ながら、平日寝る前や休日に少しずつ練習している*1。前回弾けなかった箇所が弾けるようになるのは純粋に嬉しい。筋トレ同様練習は裏切らない。継続することで自身の成長を感じられるいい趣味だと思う。

今はゆっくりになる前のAメロ(?)の箇所までしか練習できていない。久しぶりのクラシックは新鮮で楽しい半面、厳密さが要求されるのでなかなか難しい。なのでテンポを落としたメトロノームの音をスマホから流しつつ、均一な音で右手・左手の連符を弾けるように頑張っている。この曲の右手と左手のリズムが違う(右:16分連符、左:6連符)点にまず苦戦し、読み進めていくと全部同じようでどうやら微妙に違う左手の譜面に苦しんだ。しかし後半のAメロでも同じモチーフは出てくるので、ここでしっかり身につけておけば後が楽だと言い聞かせて練習している。昔と違って厳しい指導も発表会のスケジュールもないのが嬉しい。

音楽に向き合っているとあっという間に時間が経つ。もう日が変わってしまった。

会社で音楽の話をする相手がいない。そもそも会社員になってまで音楽をやっている人はかなり少数派だから仕方ないとは言え、自身を構成する最大の要素である音楽の話を誰かと交わしたいという思いは年々大きくなっている*2。となれば音楽を自分で作って発表し、誰かに聞いてもらうしかない。それは分かっている。分かっているのだが……

*1:本来であればこの曲は中学生くらいまでに弾いておきたかった

*2:筋トレ仲間は多いが……