遠くへ行ってきた

昨年までは色々気を使って遠慮していたが、今年はもうなりふり構わず好き放題にさせてもらうことにした。先日上司に自社の製造拠点に行かせてくれと直談判し、無事一週間の現場実習を勝ち取った。自分で声を上げられたことは大いなる進歩だと思う。

僕のいる会社は国内外に鉱山を持っていて、そのうちの一拠点に今回滞在した*1。工場の朝は早く、私服で出勤して作業服に着替えるのが新鮮だった。そういえば前職では日本各地の工場に無遠慮に立ち入っていたことを思い出したし、現場でガションガション動く機械や油の匂いがとても懐かしかった。

滞在中はやたらと歴史のありそうな旅館に泊まっていた*2。部屋に足を踏み入れると目に飛び込んできた窓際の謎スペースが懐かしかった。

詳しくは書かないが家から非常に離れた場所で、濃厚な人間関係に揉まれつつ現場で大声を出しながら、時には久しぶりに煙草の匂いを嗅ぎながら働くのは楽しかった。そして自ら手を上げて周囲に働きかけることで、案外自分の思う通りに物事が進むことも分かった。まずはデカい声を出して周囲にアピールすることが大切だよな。

*1:本当は南米の拠点に行きたかったのだが……

*2:ビジネスホテルは存在しない町なので