キャベツでカレーを作ろう

今回は野菜室にひとり取り残されていたキャベツを半分使って、日本で初めてキャベツをベースにカレーを作ってみた。知っての通り、普通はカレーは玉ねぎベースで作るとされている。熱を加えると甘みとコクが生まれる玉ねぎは、やはりカレーにとって無くてはならない存在だ。その玉ねぎの在庫が切れており、買いに行くのも億劫なのでキャベツとトマトだけで敢行することとなった。自分で書くのも変だが、今までのエントリで最も有益だと思う。

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半分使うよ

まずはニンニクを半玉分取り出す。適当にみじん切りして、オリーブオイルと一緒に小鍋に投入する。今回はキャベツの量が多いため普段より気合を入れてニンニクを入れる。

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テンパリング

今回はニンニクの他にクローブマスタードシード適量投入して火にかける。クローブが膨らんで、マスタードシードが弾けるちょい手前くらいで火を止める。あまり温度を上げすぎるとニンニクが焦げちゃうので注意。残念なことに嫁が辛いのが苦手なので、山田家では最近唐辛子をテンパリングしません。

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頑張ってぶんぶんチョッパーで細かくする

先日ホームセンターで購入したぶんぶんチョッパーでキャベツを細かくする。かなり細かくなったが、いかにも硬そうだし食物繊維の雰囲気を漂わせている。焦げ防止のために水を一回り加えて再び火を入れる。

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スパイスを投入

そこにクミンシードとコリアンダーターメリックを適量加える。コリアンダー多め、クミンシードとターメリックの量は同じくらい。あまりターメリックを入れすぎると変な味になるので最近は控えめ。混ざってきたら更にジンジャーパウダーを気持ち多め(生姜は切らしていた)、カルダモン2振り、シナモンを3振り。普段よりスパイスを多めに入れてなんとかカレー感を演出しようと試みる。

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塩味が薄いぶんにはいくらでも調整できるので、塩はまず少なめがいい。スプーン1杯くらい入れでかき混ぜて味を見てみる。いい感じだ。最後に手元で醤油を数滴垂らすと味が完成するだろうと目星を付け、いよいよトマトを追加する。

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トマトは紙パック派 捨てるのが楽なので

あらごしトマトパックを一回買えば二回カレーが作れる。パックの半分を鍋に注ぎ、残り半分はジップロックで冷凍保存。普段はパックの1/3程度なんだけど、今回は鶏肉のように味のコアになる具を入れていないので少し多めに入れる。トマトは煮込めば美味しいから。そして最後にちょっとだけ水を入れて煮立たせる。

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完成?

美しくないビジュアルだ。味見すると結構美味しい。玉ねぎの完全な代用品とまでは言わないものの、ド直球のインドカレーじゃない味がして予想以上にいける。キャベツの食感は多少残っているので、逆に水分を飛ばしてドライカレー的に食べてもいい気がする。

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完成

辛いのが好きなので唐辛子の粉を振りかける。本当だったら野菜を添えてあげても良かったんだろうけど、さっさと食べて本を読みたかったのでカレーだけ。ええねんどうせ野菜沢山入ってんねんから。食べてみると普通に、というか相当美味い。一回冷えて味が整ったのか、さっき食べたときよりトマトの旨味が増してる。予想していた通り玉ねぎのような圧倒的な旨味は無いものの、今までのとは違う食感がポイントを稼いでくれていて、ちょっとしたハーブや紫玉ねぎなんて載せたら普通に店で出てきそうなカレーになった。

キャベツは冷蔵庫で余りがちだけど、今回のように大量消費レシピを一つ生み出せたのは大きな収穫だった。キャベツとトマト(丸いトマトでも缶詰でもOK)、スパイスさえあれば肉が無くてもカレーができる!やる気のないときでも鍋一つで完成するし、翌日も食べられるなんてお得でしょ。キャベツの使いみちに困ったときは、キャベツベースのカレー、どうぞ作ってみてください。

【材料】

キャベツ半玉、トマト缶半分、ニンニク半玉、スパイス(クミンシード、コリアンダーターメリック、鷹の爪、ジンジャーパウダー、シナモン、カルダモン、クローブ)、塩、オリーブオイル

【以前作った最強のカレーレシピ】

1.テンパリング

バターを贅沢に1/3箱使用。甘みを出したかったのでクローブ多め、ニンニク3欠片、生姜多め、マスタードシード

2.玉ねぎ(中くらい3つを細かくする)投入→炒める、トマト(1/3パック)投入

3.ニンニクと鷹の爪、ローズマリーと塩で処理した鶏むね肉を細かくして投入

4.水を入れて煮立たせて適当に冷やす

完成。ダントツ美味い。盛り付けは適当。バターと鶏肉は使えば使うほど美味い。