結婚式

前職を辞める前に祖父江と飯を食った。そもそもは(大学の)大原先輩と飯を食ったときに酔っ払って(大学の)北川先輩や(オーボエの)中野、(裏プロの)森山や(あの)祖父江に電話を掛けたことがきっかけだった。彼とは卒業式ぶりの再開にも関わらず、昔のような関係で話ができたことにちょっとした感動を覚えた。お互い28歳になったね、高校出て10年経つんだねと新大阪のバルで酒を飲みながら話した。あいつが結婚しただの、どこで働いているだの話をするうちに、部活のメンバーは割と結婚していることに気付かされた。

そう、28歳ともなればあちこちで結婚したという声を聞くことになる。そしてついに明日は駿台時代の友人が(オタク連中のなかで始めて)挙式するので、何を着ていけばいいのかとか、ご祝儀袋はどう書けばいいのかをググりながらウキウキしている。最初の結婚式はスポ小時代の友人で、雨の降る高田馬場のコットンクラブ地下一階で、Swingのメンバー達とチュニジアの夜を弾く彼を覚えている。ぼくは午前中に兵庫でライブをしてて、終わったら即飛行機に飛び乗ったんだ。あれがだいたい一年前の話。

結婚式ってのはいままで関わってきた人々を呼んで、彼らから祝福されるイベントなわけで、一体どれくらいの人が結婚式を挙げられるんだろうと考える。両親を結婚式に呼べるくらい健全な家庭に育ち、結婚式の費用を捻出できるだけの勤め先で、そこそこ友人を呼べるだけの交友関係がある人って、ごく限られた人たちなんだろな。別に落ち込んでるわけではなくて、純粋に尊敬する。

そんなわけで明日は結婚式に行きます。みんな元気かな。元気だといいな。