結婚式4

普段乗らないプラットフォームから発車する電車に揺られること小一時間、およそ15年前に生徒ホールで出会った高校同期と久しぶりに再開した。母校のイメージに違わず、彼らは誰もが知るような立派な会社で働いていた(スゲ〜)。卒業してから10年経ち、改めてあの学校に思いを馳せることになった。結婚式は滞りなく行われ、二次会などは開催されることなく皆がスマートに帰宅した。最寄駅の終バスは思いの外早く、仕方なく駅から歩いて帰ったが、シャワーを浴びて引き出物を一つ一つ開封する度に新郎のやや緊張した姿を思い出して幸せに浸っていた。事前準備が大変だとは言え、理論上は出席者全てから祝われれる結婚式というイベントは、新郎新婦にとって生涯の良き思い出になる。その瞬間に立ち会えることはきっと幸せなことなんだろう。